【寄稿】きのこたけのこ戦争における後継者不足問題について
きのこたけのこ戦争は来年で40年という大きな節目を迎える。
元はと言えば一般家庭への侵略を先に始めたのは「きのこの山」であり、我々「たけのこの里」は多くの人民を「きのこの山」による口腔崩壊ビスケットの罠から救い続けてきた。
その甲斐もあってか、2005年には「きのこの山」に小さいながらも確実な差を付け、2013年には67%もの国民が「たけのこの里」を支持しているという明確なデータが存在する。
しかし、それでもなお「きのこの山」はゴキブリの如くインターネット上での破壊工作を行なっている。
・Yahoo!JAPAN検索数の不正
・中立派の制作した商品とされる「きのこの山とたけのこの里」において、自らの名前を先頭に持ってくるなどの介入行為
・Splatoon 2内にて実施されたフェスの結果の改ざん
これらはあくまで一例である。
特に、2番目にあげた名前に関する問題。
チェコスロバキアで起こった「ハイフン戦争」(チェコスロバキアにするかチェコ=スロバキアにするかチェコ‘スロバキアにするかで議会が大揉めしたこと)にもわかるように、名前というのは非常にデリケートな問題である。
特に中立を語る「どっちも党」については、「きのこの山」をイメージした頭部を持つキャラクターが広報を行なっている上に、名前も「キノ・タケノコ」である。内部の「きのこの山」による何かしらが行われているのは自明であろう。
余談ではあるが、戦争の名前は勝利した側を左側に持つことが多いため、この戦争の名前は「たけのこきのこ戦争」であるべきである。
しかしながら、この戦争にも終焉が見え始めてきた。
後継者不足問題だ。
無論、売上数や美味しさなど、これからも様々な側面で比較されるであろう。
インターネットの普及よりも早く始まったとされるこの戦争は、インターネットを通じて戦火を拡大した。
私は「たけのこの里」が好きだが、戦争が好きなわけではない。
戦争をすることが正しいかどうか、私にはわからなくなっている。
皆が「きのこの山」を批判し、SNSなどによる言葉の暴力で潰し合う様はもう見たくない。
きっと私のような考えをする若者は多くいるだろう。
販売元の明治が行なっている「きのこの山・たけのこの里 国民総選挙」が物語るように、これは戦争であり選挙である。
現実の選挙において、日本の若者の投票率が50%に達しないのが現状だ。
後継者のいなくなった戦争は、他方から見れば嘲笑の的となってしまう。
私はそれを望まない。
誰も血を流さなくていい世界を目指し、ここできっぱりと閉じることが、未来へ繋がるのではと信じている。
だから、平和な話題で締めくくろうと思う。
寄稿者:俺
引用元
https://www.excite.co.jp/news/article/00091107056524/