修学旅行をサボった話
今週のお題「修学旅行の思い出」
こんにちは、Akoisiです。
今日は僕が中学の修学旅行をサボった話をしようと思います。
「え?修学旅行サボるとかバカなの?」
「イジめられてたの?」
いえ、全然そんな感じではないです。
ただひたすらに僕は集団行動が苦手なんです。
僕はガイジ
はじめに、僕は心臓病です。
この10年ほど運動を体育含めて、行なっておりません。
つまりは超不健康なわけなんですが、おかげで自信が髪の毛の太さほどもなく、周りの目を気にしすぎてしまいます。
そのせいで摂食障害と睡眠障害を患い、人前で飯を食うとかほんと考えられないわけです。
もちろん、そのことは中学校の先生も知っています。しかしなぜか修学旅行なら大丈夫でしょうと思ったのか、いまだにわかりません。
迷惑をかけたくない故の迷惑
そして修学旅行が近づき、行きたくないなぁと考えるようになりました。
そのことを先生に言うと「じゃあお金は戻ってこないけどいいのね?」と言った形で茶化したのか脅したのかわかりませんが、まともに取り合ってくれませんでした。
そして修学旅行前日の夜。決心します。
よし。駅に着いたら抜け出して帰ろう。
翌日、ベットの下に置いてあった真新しいリュックと多少のお小遣いを貰って駅に送られて行きます。
「いってらっしゃい」
親の言葉に少し胸が痛みました。
でも、みんなが嫌な思いをしないほうがいいかな、と言う考えの方が強かったのです。
食べないと死ぬし。
そして駅。みんなが集合していました。
親の車が行ったのを確認した僕は、
そのまま......
あれ、どこに行こうかな.......
あてもなく2時間
とりあえず駅から離れ、どうするべきか考えていました。
時刻は早朝6:30。まともなお店はまだ空いておらず、コンビニだけが入れそうでした。
でもこれ、親に連絡行ったら絶対探されるよな......
そうなったら、最初に行きそうなところ探すよな......
コンビニ行けねぇな......
住宅街をふらふらすることに決定。
幸い、僕の格好は学生服だったので、特に怪しまれることもなく進んで行けました。
しかし私は極度の方向音痴。気がつけば住宅街を抜けて大通りへと出ていました。
「やばい!引き返さなきゃ」
くるっと向いたら、奥様がこちらを見ています。
あれ、見覚えあるかも?
その瞬間、奥様の顔が同級生にそっくりであることに気が付いてしまいました。
絶対親だ。
通報、そして脱走へ......
奥様は家へと戻ります。
通報待った無し。
この場から離れることだけが急務でした。
そのためには走るしかありませんでした。
当時の僕は運動しない歴7年目に突入しており、基礎体力なんて無に等しいレベルです。
それでも走りました。
走って、走って、走り続けた結果、
僕の足は、動きを止めました。
振り返ると、元いた場所がとっても小さく......なってない。
わずか500m程度で私は疲れ果てたのです。
この時ばかりは心臓病を恨みました。体育休めるから便利でしたよ。これ。
そこから間も無くのことでした。
聞き覚えのあるエンジン音。
父親の車であることは自明でした。
身を隠さねば。
車に背を向けて植木に紛れます。
頼む......気付くな......!
車は僕の横を通り過ぎて、通報した家へと向かいました。
ほっとしたのもつかの間、奥様が「あっ」と声をあげます。
僕は少し回復した体力でその場を逃げ出そうとしました。
しかし遅れて、先生の車もやってきたのです。
逮捕。三日間の懲役
「おい。Akoisi」
「......」
「こっち向け」
「.......」
先生からの尋問タイムが始まりました。
あの後あっさり捕まった僕は学校へ送られ、椅子に拘束されています。
「なんでお前は帰ろうとしたんだ」
「修学旅行行っても、ご飯とか食べられないし.......」
「その程度のことでサボったのか」
「先生だってまともに対応してくれなかったし......」
「ふざけるな!お前は何人に迷惑かけたんだ!」
この時、自己中心的な考えで動いてしまったと、深く反省しm.....するわけねーだろ!!!
それが態度に出てしまったのか、僕は修学旅行中も学校に行くことになってしまいました。辛かったです。
先生からはちょいちょい「今からでも行けば間に合う」とか言われたのですが、あまり興味はありませんでした。
それよりも家でゲームしてた方が楽しいし。
こんな感じで僕の修学旅行は終わりました。
もっと入念に計画を練れば良かったな、とか、今でも思うのですが、修学旅行をサボったこと自体は全く後悔していません。
修学旅行サボった武勇伝はちょっとした時に言うと「変な人だなぁ」って思われてそれ以上何も言われなくなるのでよく使います。
あと、学校側も対応が悪かったとか言って謝られた時は流石にどうしていいか分からなくなって泣きました。
皆さんは人生の大事なイベントを棒に降らないようにしてくださいね。
それでは、さようなら。